早和果樹園はICT農業を実践しています

早和果樹園はICT農業を実践しています
 

㈱早和果樹園ではICTを活用し、従業員の日々の作業記録、従業員が園地で感じた気づきや疑問点などをクラウド、スマートフォン、パソコン等で管理。さらに園地センサーなどからのダイレクトな情報を取り入れ、それらを共有しながら、適切な時期に適切な作業を実施する事を狙いとしたシステムを構築しています。


このシステムは、美味しいみかんを作るために、いつ、どこで、どのような作業を行なえば良いか、また、それぞれの作業にいくらのコストがかかっているか等を、従業員が適切に把握・判断できる支援をします。また、園地ごとにスマートフォンで作業ごとに管理し、樹木の状態や病害虫の発生を細かく管理しています。例えば、葉や幹の様子をスマートフォンで写真に撮ったり、「新芽が出ている」「虫がついている」などのコメントを入力したりして、サーバーにアップロードします。

この収集したデータは、生産技術指導や経営計画に反映させます。データを元に作業指示者が「みかんの糖度をあげるために水切りしよう」「花数が多いので少しちぎろう」といった具体的な指示を出す事ができます。
以上のシステムを、富士通㈱の「Akisai」で構築しています。

富士通株式会社プレスリリース  2011年7月7日⇒
富士通株式会社 「Akisai」活用事例⇒

※※数年に渡る実証実験は終了し、現在はAkisai農業生産管理SaaSを継続して利用している段階に入っていますので、プレスリリースのものと内容が異なった箇所もあります。

数年間、富士通㈱のアドバイザーとそれこそ昼夜問わず一緒に構築した「早和果樹園版ICT農業システム」を活用することで、数字で見える化して物事を把握したり、定期的に見直しのためのPDCAサイクルを回すことが習慣化してきました。みかんを栽培するのは、栽培技術であり、人です。その人の意思決定のために情報を活用する習慣が当たり前になってきたことが、早和果樹園にとって一番大きな変革となり、ICTと人のよりよい関係が構築できつつあります。

最近では、クラウドプラットフォームも導入し、他部署との情報連携も推進中です。また、早和果樹園独自でドローンを導入し、遠隔園地の管理も行っております。栽培したみかんは、蓄積したデータを元に光センサーシステムでブランド仕分けを行っております。あらゆるところにICT技術を応用し、早和果樹園のみかん生産を支えています。

ICT農業

ミカンの園地ごとにスマートフォンで作業などを管理する。

 

ict農業

PC管理画面。作業指示者が全データを管理し、各作業員に指示を出す。

 

ict農業

平地に設置した園地のセンサー。気温、湿度、土壌水分などのリアルタイムデータをクラウドに蓄積する。




早和果樹園の抱える課題と期待

ICTを導入する前の早和果樹園では、栽培歴の長い役員や従業員(いわゆるベテラン)が長年積み重ねてきたノウハウや経験、そして”勘”をもとに、「こだわりの高品質みかん」を栽培してきました。ただ、これでは栽培の継承や規模拡大が今後難しくなると判断し、富士通㈱のICT技術を取り入れることとなりました。

さらなる高品質化や生産性向上、作業の標準化、各作業にかかるコストの数値化、ベテラン従業員のノウハウ継承、農業経験のない新入社員の人材教育など、課題あふれる農業分野の新しい方向性を目指し、ICTとともに現在も奮闘しています。

早和果樹園の課題

ICT農業 概要

1.センサーやスマートフォンを用いてさまざまなデータを収集し、富士通のデータセンターに蓄積したうえ、従業員がパソコンとインターネットを用いて閲覧・活用

2、収集した膨大なデータや過去のデータから、生産に関する規則性や兆候を発見し、次期生産活動に活用します。データの活用方法や過去のデータの提供については、果樹試験場が指導、協力しています。

■膨大なデータから規則性や兆候を発見し、次期生産活動に活用できるルールを作成
■作成したルールに沿い、作業の適切な内容とタイミングを知らせるアドバイスを配信

早和果樹園の課題


農業ナレッジ・マネジメントシステム

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