みかんとかんきつ事典

ゆら早生の糖度はどれくらい?品種の特徴や収穫時期についても解説します

早和果樹園青山

この記事を書いた人
青山 航大

愛媛大学農学部卒業
大学卒業後、早和果樹園に入社し3年間生産部でみかん栽培の基礎を学びました。現在はオンラインショップの店長をしています。みかんの栽培、有田みかんの歴史などをお伝えします。

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温州みかんは収穫時期の違いで極早生みかん、早生みかん、晩生みかんの3つに分類されます。もっとも早い時期に収穫できる極早生みかんは、まだ果皮に青みが残る9月から10月ごろに収穫されるため糖度はそれほど高くありませんが、残暑の残る秋にピッタリの爽やかな酸味が特徴です。
このブログでご紹介するゆら早生みかんは、極早生みかんの中でも特に糖度が高く近年人気が高まっている品種です。今回はゆら早生みかんの特徴から、糖度の違いをご紹介します。

ゆら早生の特徴

ゆら早生は和歌山県日高郡由良町で1985年に宮川早生の枝変わり(枝単位での突然変異)として発見された極早生みかんの一品種です。まんまるとした形をしており、果皮に緑色が残った状態でも果肉は完熟しています。秋に収穫できる極早生みかんの中でも糖度が高く、じょうのう膜(みかんの袋)が薄いため食味が非常に優れた人気の品種です。

ゆら早生の糖度はどれくらい?

秋に収穫できる極早生みかんの中で特に糖度が高いゆら早生。実際にどれぐらい糖度が高いのか気になりますよね。下記のグラフは2021年に測定したゆら早生、ゆら早生以外の極早生みかんの糖度を示したものです。2021年のゆら早生の糖度は、極早生みかんより1.2度高い結果でした。たった1.2度に感じますが、食べてみると明らかに甘く感じるほどの差です。この値はあくまで2021年に収穫されたみかんの平均値です。糖度を保証するものではありませんが参考にしてみてください。

ゆら早生の収穫時期はいつ?

ゆら早生の商品紹介画像

ゆら早生は10月上旬から収穫可能で、10月に入るとスーパーなどの店頭に並び始めます。早和果樹園では樹上で完熟してから収穫を行うため、例年10月中旬から11月上旬にかけて収穫します。

早和果樹園の秋みかん「ゆら早生」販売ページはこちら

早和果樹園青山

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青山 航大

愛媛大学農学部卒業
大学卒業後、早和果樹園に入社し3年間生産部でみかん栽培の基礎を学びました。現在はオンラインショップの店長をしています。みかんの栽培、有田みかんの歴史などをお伝えします。

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